ピサの斜塔へ の巻 

Travel Abroad

ローマから入ってフィレンツェを通ってピサまで来ました。フィレンツェから電車で西に2時間弱ほどの距離です。地図で見ると意外に海辺の街でした。ただ歩いてこの街を探索している分には海辺の街の感じはしないかったです。海風も海の匂いもしない街でした。

ピサの斜塔は今回のイタリア小旅行の最終目的地だったのですけど、そこまで感動はしなかったです。ピサの街はこの斜塔以外にはあまり見るものもなかった気がします。人によりますけど、自分の足で周って感じたことは、イタリアは南に行くほど面白いということです(ただ1つだけ例外があります。それはベネチアです)。私はこの後に南イタリアを9日間、バスとフェリーで南下していく旅行をしました。そっちの南の旅行の記憶の方がより濃厚に残っています。

この電車は内装は綺麗、人もほどほどの乗車率。非常に快適な旅。イタリア人からすれば特にピサは心躍る場所ではないのかもしれない。

ピサの斜塔は、思っていた程度に傾いていて、こんな感じなんだって思って終わりました。斜塔の上にいくには中の螺旋階段をぐるぐると回る必要があるんですけど、ガリレオが鉄球落とすために同じ階段を登ったと思うと少し感動できるかもしれないです。ピサの斜塔は、私が子供の頃、何時間遊んだかわからないグラグラゲームのモデルです。あのゲームだと中層階にも人が出れるようになっているように思えてしまいますが、実際のものは塔の最上階のみ人が上がれるようになっています。

ただ、塔の上にいくつも吊るされている鐘は素晴らしいです。定刻になると、この鐘の荘厳な音色が四方に走っていきますが、このあと、塔の上を流れる風の音だけが残ります。これがしみじみとしています。この鐘を聴いて、さあロンドンに帰るかと思って帰ってきました。

上の写真の通りがピサの斜塔の近くのレストランが固まった通りになります。グーグルレビューで4.0以上の店を選んで入ったと記憶してますが、味は普通でした。
ピサの街自体は、結構田舎で、日本の大学街にありそうな感じの牧歌的な街です。